トランクルームの使い方

バイクコンテナ(トランクルーム)にバイクを保管|盗難防止力と選び方

バイクコンテナ(トランクルーム)の盗難防止力と選び方

バイクコンテナ(トランクルーム)の選び方や盗難抑止力を紹介します。トランクルーム各社のセキュリティ力や料金もまとめました。

  • 今、乗っている大切な愛車を入庫したい
  • 新しいバイクを買おうと思っている

という人に向けて、情報をお届けします。

バイクの保管場所の悩みは尽きませんよね。いたずら・盗難・雨風。

屋根なし青空に停めたら雨風による劣化が心配だし、アパートにバイク駐車場がないため傷つけられて、悲しい思いをすることも。いたずらや盗難が気になり、そわそわして落ち着かない日々を送りたくないものです。

さらに楽しいバイクライフを送るために、このページをお役に立てください。

トランクルームにバイクの入庫がおすすめな理由

おすすめな理由(メリット)は、「いたずらや盗難のリスクが格段に減る」「バイクが劣化しにくい」「近隣トラブルを防げる」「バイクを整備できる」の4つです。

いたずらや盗難のリスクが格段に減る

路上や青空駐車場のようにバイク車体が目につかないので、いたずらや盗難のリスクが減ります。「最高のバイク盗難対策は人の目に触れないこと」といわれています。

トランクルーム各社は、各自セキュリティを強化しています。

バイクコンテナの主なセキュリティ

  • 監視カメラ
  • ピッキング対応キー
  • スロープ本体による施錠
  • 地球ロック
  • コンテナ同士を連結(コンテナごとの盗難を防止)

バイクが劣化しにくい

バイクが雨・風・紫外線にさらされないので、劣化しにくくなります。メンテナンスの手間を軽くなるし、修理に出す回数が減ります。

コンテナ保管による劣化防止のメリット

  • ワイヤー類のサビを防げる
  • チェーンの注油回数が減る
  • 塗装やタイヤが劣化しにくい
  • スイッチ類の接触不良が起きにくくなる
  • 風で倒れない

バイクカバーでも雨風による劣化防止になりますが、コンテナは「バイクカバーよりも雨風を防ぐ」「走り終えてすぐエンジンやサイレンサーの熱でバイクカバーを溶かすことがない」こともメリットです。

近隣トラブルを防げる

集合住宅(アパートマンション)住みでバイクを敷地内に保管していると、近隣トラブルになることも。夜間の騒音や、駐輪場に停めていることで「倒れた自転車による傷」「子供がマフラーに触って火傷する」といったトラブルも起こりかねません。

バイクがトラブルの発端となり、引越ししなければならない事態を防ぐことができますよ。

バイクを整備できる

トランクルーム場内の空きスペースを使って簡単な整備作業ができます。トランクルーム大手のハローストレージや加瀬のレンタルボックスでは、場内での整備作業を禁止していません。

トランクルーム業者によっては、コンテナ内での整備作業はNG、バイクガレージ内での整備はOKなところもあります。

バイクを入庫できるトランクルームは2タイプある

バイクを入庫できるトランクルームは、汎用コンテナとバイクコンテナの2つあります。

バイク置くならバイクコンテナが使いやすいのですが、人気で空きが少ないのが実情。一方の汎用コンテナは、店舗が圧倒的に多く自宅からアクセスしやすいので、汎用コンテナに入れる人が多いです。

ここでは、汎用コンテナとバイク専用コンテナを比べつつ、それぞれのメリットとデメリットをみていきます。

汎用コンテナとバイクコンテナの比較

コンテナ汎用コンテナバイクコンテナ
広さ自由に選べる2.1~2.2畳
台数1~4台(※広さによる)1台
入口の段差ありあり
※バリアフリーコンテナあり
スロープ要レンタル
自前で用意
備え付け
出入口ドアシャッター
自分で用意設置済み
地球ロックなしあり

汎用コンテナにバイクを保管するメリットとデメリット

メリット
デメリット
  • 料金が安い
  • バイク以外の荷物も一緒に保管できる
  • 複数台を駐車できる
  • 店舗・コンテナ数が多いので自宅近くに保管できる
  • 入口の段差を越えるためラダーやスロープが必須
  • 棚や地球ロックがない
  • 出入口前のスペースに余裕がなく出し入れしにくいことも

バイクコンテナのメリットとデメリット

メリット
デメリット
  • スロープ完備・バリアフリーで出し入れがスムーズ
  • 出入口前が広くて取り回ししやすい
  • 内部レイアウト(棚・地球ロック)
  • 料金が高い(同じサイズの汎用型より1.5倍ほど)
  • 店舗・コンテナ数が少なく空きがほとんどない

月極バイクコンテナ(汎用コンテナ)の選び方

バイクを保管するトランクルームは次の4つに気を付けて選ぶと、便利で不満なく利用し続けることができます。

バイクの全幅・全長より大きい1.5畳以上のコンテナを選ぶ

ポイント

  • 最低でも1.5畳は必要
  • 原付は1畳でOK
  • 汎用コンテナの定番は2畳
  • バイク専用コンテナは2.1畳~2.2畳が一般的

バイク専用コンテナは、トランクルーム各社ともたいていのバイクが入るので、広さを気にすることはありません。しかし、汎用コンテナはいろいろなサイズ(畳)があるだけではなく、トランクルーム各社で幅×奥行×高さが異なります。

トランクルーム各社の汎用コンテナのサイズを表にまとめたので、借りるときの目安にお役立てください。

サイズ幅×奥行×高さ台数
1.5畳100~110cm×200~220cm×220~230cm1台
2畳120~140cm×210~230cm×220~230cm1台
2.6畳180~200cm×220~230cm×220~230cm1台
4畳270~280cm×220~230cm×220~230cm2台

1.5畳でも出し入れできますが、バイクのサイズによってはミラーを擦ってしまうことも。2畳ならスムーズな出し入れができるし、ヘルメットやグローブを保管する棚を設置する余裕があります。

また、幅(間口)が広いとバイクを押して出し入れできますが、狭いとバイクにまたいで出し入れすることに。バリアフリーやスロープは足が付くのでいいのですが、タイヤ幅ほどのラダーは足が付きにくいのでバイクにまたがっての入出庫が大変です。

通路幅に余裕があり入り口前のスペースが広いコンテナを選ぶ

汎用コンテナを利用するときは、バイクを入出庫できるかあらかじめ次の2点を確認しておきましょう。

  • コンテナまでバイクを押して歩ける幅がある
  • コンテナ出入口前にバイクの全長×1.5倍ほどのスペースがある

この2つを満たしていれば、スロープやラダーを敷設してバイクを入庫する余裕があります

汎用コンテナは、コンテナ前に車を横づけして荷物を出し入れできるよう、車道より広いスペースが確保されていることがほとんど。しかし、区画の関係で一部は人が歩ける程度しかないこともあります。

なお、バイクコンテナは、入口前に十分なスペースが確保されているので気にする必要はありません。

地面との段差が低いコンテナを選ぶ

コンテナ床面と地面との高さが低いと、バイクをスムーズに出し入れできます。コンテナの床の高さは、地面から20~30cm(湿気防止のため)です。

ラダーを使うときは、自分の足がタイヤより下になります。入庫ではバイクを押し上げる体勢になり体力を使うし、出庫ではバイクが高い位置にあるのでバランス取りに注意が必要。

なお、バイクコンテナはバリアフリーやスロープ(コンテナ幅と同じ広さ)だから、タイヤと足の高さが一緒なので、重いバイクでも安全に出し入れできます。

滅多にありませんが、トランクルーム場内が傾斜地だと、地面からコンテナまで50~60cmにもなり、バイクを入れることはできません。

自宅からの距離の近さで選ぶ

トランクルームに車を停め続けることはできません。徒歩や自転車でアクセスできる距離のコンテナを借りましょう。自転車で移動するなら、バイクを出して空いたコンテナに自転車を入れておきます。

月極バイクコンテナの料金相場

コンテナのサイズ1.5畳2畳2.6畳4畳
月額料金の相場8,438円11,132円14,286円21,296円
税込み料金

汎用コンテナの料金相場です。バイクコンテナの料金は、上記2畳サイズの1.5倍ほどです。

料金相場は、沖縄を除く46都道府県のトランクルームを調査して算出しています。詳しい結果は、格安トランクルームの紹介ページに掲載しています。

バイクをトランクルームに保管している人の口コミ評判

バイク入庫におすすめのコンテナ型トランクルーム2選

店舗数が多くてバイク専用コンテナがある、ハローストレージと加瀬のレンタルボックスがおすすめです。この2社はトランクルームの大手(物件数1位と2位)であり、格安トランクルームとしても知られています。

解約のときに鍵の返却がいらないので、使いまわしされることがなく安心。なお、防犯能力はハローストレージの方が高いです。

ハローストレージを詳しく

加瀬のレンタルボックスを詳しく

最寄りのトランクルームから探す

トランクルームへのバイク入庫でよくある質問

バイク盗難の現状は?

警視庁の犯罪統計(令和2年/2020年確定値)によると、1年間のオートバイ盗難件数は9,018件。そのうち検挙件数は1,489件で、全体のたった16.5%です。2019年の検挙率21.5%よりも、5%下がりました。

道路上や駐輪場だけでなく、一戸建住宅の住宅敷地内やマンション・アパート敷地内の駐輪場に止めておいたオートバイが盗まれています。
「オートバイ盗」の防犯対策(警視庁公式サイト)

2020年の検挙者数は888人。そのうちの773人が少年ですから、窃盗の多くが少年によるものと仮定できます。そのため、トランクルームにバイクを保管することは盗難防止に役立つといえます。

バイクをコンテナに入れてるときも防犯アイテムを装着した方がいい?

アラームディスクロック・チェーンロック・U字ロック・ハンドルロックなどの防犯アイテムを装着すると、さらに安心です。

被害に遭ったオートバイの多くが盗難防止装置(イモビライザーやU字ロック等)を取り付けていないものです。
「オートバイ盗」の防犯対策(警視庁ウェブサイト)

バイク盗難を100%防げる?

バイク盗難を必ず防げるとはいえませんが、盗難被害に遭う確率は格段に下がります。バイク窃盗のプロ集団はコンテナごと持っていくことがあります。隣のコンテナと連結・一体となったコンテナを選ぶといいですよ。

盗難抑止力が高いバイクコンテナは?

トランクルーム鍵の返却防犯カメラ
ハローストレージ不要あり
オレンジコンテナ不要あり
加瀬倉庫不要あり
スペースプラス必要あり
ドッとあーるコンテナ必要※返却後交換あり

解約後に鍵を使い回しできない(前利用者が開錠できない)のは、ハローストレージ・加瀬のレンタルボックス・オレンジコンテナ・ドッとあーるコンテナの4社です。

バイクコンテナ自体の盗難防止力が高いのは、スペースプラスハローストレージオレンジコンテナの3社です。

スペースプラスは、出入口シャッターにピッキング対策されたディンプルキーを採用しています。さらに、アイボルト(チェーンロック用ボルト)が設置されているので、コンテナ内に入られても、侵入者に手間をかけさせることができます。

ハローストレージとオレンジコンテナは、出入口が可倒式ラダーレール(スロープ)とシャッターの2重構造(2重に施錠)です。さらに、破壊&ピッキングに強い屈強な南京錠を採用しています。

トランクルームにバイクを保管のまとめ

月極バイクコンテナは、バイクオーナーの強い味方。バイクの購入と一緒に保管場所(トランクルーム)を探す人もたくさんいます。

トランクルームはバイクを盗難や劣化から守ります。もし、自宅や青空駐車場にバイク丸見えで駐車しているなら、早めの対策がおすすめ。盗難のターゲットになるのは、大排気量のバイクだけではありません。乗り捨て目的で50ccの原チャリが盗まれることも多く、変わり果てたボロボロの状態で戻ってくることも多いです。

愛車といつまでも過ごせますように♪

格安トランクルームの料金比較

  • この記事を書いた人
サブスクひろば運営者画像

さぶすくん

サブスク(定期・定額のサービス)を研究しています。サブスクサービスのリリースを予定しています。

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