
「トランクルームに保管した荷物に、カビが生えないか心配だなぁ・・・」
クローゼットを占領する、当面使わない季節物の衣類や布団をトランクルームに収納するのが流行っていますが、「布製品や紙製品を保管したらカビにやられた」というトラブルは後を絶ちません。
実は、高温多湿になりやすいトランクルームはカビに弱いんです!
ここでは、保管物をカビから守る方法として
- カビにくいトランクルームの種類
- トランクルームの湿気対策
を紹介します。
大事なアイテムをキレイなまま保管できる、トランクルーム選びと使い方にお役立てください。
こんな人はご覧ください
- トランクルームをこれから借りる
- 自宅のクローゼット代わりにトランクルームを検討している
- 借りているトランクルームに本・衣類・布団を収納しようと思っている
クーラーボックスとアウトドアチェアを
トランクルームに取り出しに行ってこよう
ついでに状況確認しないと…まえカビてたからなー— かげ (@get_lost___) April 29, 2020
結論からいうと、宅配型トランクルームが最適な環境ですが、収納力で優るマンションタイプの室内型トランクルームを借りてカビ対策をするのもアリ。
エアコンなど空調設備を導入してカビ対策をしているトランクルームも増えて、カビにくい環境になりました。
トランクルームでカビが発生する原因は湿気と空気だまり
トランクルームのカビの原因は、
- 湿気
- 空気だまり
- 結露
の3つです。
空気だまり
自宅の中でも、湿気があって空気の流れがないところはカビやすいですよね。
クローゼットや押入れ、重い家具と壁の間とか。
それに、窓サッシの結露をそのまま放置しておくと、パッキンにカビが大繁殖しちゃいますよね。
トランクルームも自宅も、カビの原因は一緒です。
屋外コンテナ型のトランクルームはカビやすい
トランクルームは、大きく3つの種類に分けることができます。
- 屋外コンテナ型
- 室内マンション型
- 宅配型
このうち、一番カビが生えやすいのは屋外コンテナ型です。なぜなら、
- 湿気対策がされてない
- 空気の流れが少ない
- 結露にさらされる輸送コンテナを使っている
と、カビの原因となる湿気、空気だまり、結露の3つが揃ってしまっているんです!
コンテナ型トランクルームは、輸送(船・列車・トラック)に使うものと同じなので、外気と気温湿度がほぼ一緒。
雨の日は湿度100%でジメジメするし、さらに夏場だと、服や紙にとって最悪のコンディションでカビにとってはパラダイス・・・。
そのため、輸送の現場では、結露や湿度から守るために、断熱材・結露吸水シート・吸湿材を使っているのですが、屋外コンテナのトランクルームは、コンパネやビニールクロスを貼っただけで、断熱材など一切使っていない物件がほとんど。
ちゃんと空調がしっかりしてて、湿気が溜まったりしないトランクルームなら預けたいけど、ただのコンテナのトランクルームばっかりだから預けられませーん!服とかその他大事なのがカビる??#happy1242
— M.Kxxx(ラジオ垢) (@MKxxx06606916) February 5, 2020
そこで、屋外コンテナ型トランクルームにするなら、断熱材入りの物件を探し出し、業務用の吸湿材を置いておくようにしましょう。
注意
さらに、トランクルームのドアを開けて換気するために、週に1回はトランクルームに通うとカビ防止にはなりますが、わざわざ出向くのも面倒ですよね。
「お金払って保管してるんだから、手間をかけたくないの!」
と思ったりもしますが、トランクルームは荷物を預かるサービスではなく、スペースを貸し出すサービス。
よって、カビは自分の責任になるし、荷物がカビても補償はゼロ。
明日のbeach lunch??に使おうと半年ぶりにトランクルームから出したらまさかのカビっ??
お天気悪くて寒い中
ベランダでゴシゴシゴシゴシ
してみたけど。。。洗っても取れないねー?? pic.twitter.com/b8H5vblkDW
— miho (@65rinrin) March 14, 2020
自分自身で、カビがつかないように気を付けるしかなく、室内型もしくは宅配型トランクルームがベストな選択となります。
室内型と宅配型トランクルームはカビ防止に最適な環境
トランクルームに保管する荷物のカビ対策として、マンションタイプの室内型トランクルームか、完全空調が効いた物流倉庫に保管できる宅配型トランクルームを選びたいもの。
ただし、宅配型トランクルームは、荷物の大きさに制限があったり、ダンボール箱以外の荷物は料金が高めに設定されています。
収納タイプ | 室内型トランクルーム | 宅配型トランクルーム |
空調 | 随時(基準値を超えた時) | 常時(24時間365日) |
カビのリスク | 少ない | かなり少ない |
荷物の輸送 | 自分で行う | 配送員におまかせ |
荷物の制限 | 部屋に入るならOK | 業者によって大きさ制限あり |
メモ
宅配型トランクルームは、業者によって取り扱いできる荷物のサイズが異なっているので、こちらの宅配型トランクルーム業者比較をご覧いただき、保管したい荷物にピッタリの業者を見つけてくださいね。
業者としては、ミニクラとサマリーポケットが、実力・人気・使い勝手でズバ抜けています。
ダンボール箱しか収納できませんが、室内型より安上がりになるので、荷物の量によっては候補に加えるといいかも。
料金は高くなりますが、クロネコヤマトの物流倉庫を使った宅トラなら、大きな荷物も保管できます。
宅配型トランクルームは、荷物の輸送に日数を要するため、使いたいと思ったときスグ手元に用意できないデメリットがあります。
急いで使わない・使用頻度が少ない季節物の衣類の保管に最適ですね♪
頻繁に使う物は、取り出しやすい室内型トランクルームに保管するのがベスト。
次は、室内型トランクルームに保管した荷物をカビから守る方法5つです。
マンションタイプの室内型トランクルームに保管した荷物をカビさせない5つの対策
カビない保管環境としては、トランクルームよりも自宅の方が優れています。
普段から換気をするし、高温多湿の夏場はエアコンを使うからですね。
自宅に置き場所がないからトランクルームへの保管を考えているのに、自宅の方がいいと言われてもモヤモヤするでしょう。
そこで、トランクルーム内をカビから守る5つの対策を紹介します!
- 洗濯してから保管する
- トランクルーム内に除湿剤を置く
- 荷物を床に直置きしない
- 衣装ケースに梱包する
- 機械空調設備(エアコン)が稼働しているトランクルームを選ぶ
洗濯と除湿剤は、カビ対策のテッパン!
さらに、エアコン稼働の屋内トランクルームに保管すると、6月の梅雨時期から7月8月のうだるような高温多湿を経て9月の台風シーズンまで、荷物をカビから守りやすくなりますよ。
洗濯してから保管する
服や寝具といった洗える布製品は、洗濯してから保管するのが基本中の基本です。
布に着いた見えない汗や皮脂はカビにとってはごちそうです。
放っておくと、そこからみるみるうちにカビが広がっていくんですよ。
さらに、カビ菌は埃に住み着いているので、洗濯でほこりも落とせて一石二鳥♪
ぶっちゃけ、布団を洗うのは面倒ですけど、布製品は洗濯してからトランクルームに保管するのが鉄則です!
こちらに、トランクルームに洋服や布団を保管するときのカビ&虫食い対策をまとめたので、ご覧ください。
洗えないアイテムは水拭きしてから保管する
フォールディングチェアやテントなど、洗える素材だけれども洗えないアイテムは、水拭きと天日干しをしっかりやってから保管します。
メモ
アウトドアアイテムに使われるポリエステル系素材はカビにくく、カビが生えても拭くだけで取れます。
けれども、繊維と繊維の間にカビが奥深く入り込んでしまったら、布拭きで取るのがタイヘンですから、前もって対処しておきましょうね。
トランクルーム内に除湿剤を置いて湿気対策する
トランクルームのはじっこやカビさせたくないアイテムのすぐ近くに、除湿剤をセットしましょう。
ホームセンターで売っているもので十分です。
使用期限の目安ごとにトランクルームへ出向いて交換しなくちゃいけませんが、3ヶ月に1度なのでそれほど手間はかかりません。
ついでに、保管物のコンディションチェックも兼ねてみてはいかが?
メモ
さらに、服などを閉まった箱の中に、乾燥材を入れると万全ですね。
荷物を床に直置きしない
荷物を床に直接置くと、床と荷物の間にたまった湿気でカビが繁殖します。
そこで使いたい2大アイテムが、
- すのこ
- スチールラック
です。
すのこ
すのこを敷くと、床と荷物の間にスキマが生まれて空気の流れ道ができるので、カビ防止になります。
純和風なお宅に多い押入れに布団をしまうとき、カビ対策としてすのこを使うことも多いんですよ。
スチールラック
床面から離して収納できるだけじゃなく、トランクルーム内の収納力も上がるのでオススメ。
衣装ケースに梱包する
荷物を入れる箱は、プラスチック製の衣装ケースを使うとカビを防ぎやすくなります。
手頃なダンボール箱に荷物を詰めて保管することが多いのですが、湿気が入ってくるし湿気を吸うので、実はあまりよろしくないんです!
箱 | ダンボール箱 | 衣装ケース |
湿気の侵入 | ある | ほぼない |
湿気たまり | 底にたまる | ほとんどできない |
衣装ケースには、乾燥材と防虫剤を入れましょう。
乾燥材は、ふたをしたときの空気に含まれる湿気を取り除き、防虫剤は、服についていた害虫による虫食いを防ぎます。
機械空調設備(エアコン)が稼働しているトランクルームを選ぶ
エアコンが設置されている一部の室内型トランクルームなら、カビのリスクがガクンとダウン!
エアコンがあるトランクルームの湿度は、おおよそ60%前後です。
カビが発生しやすくなる湿度80%を大きく下回っています。
トランクルームは空調が無いと
カビがすぐ生えますよ??
洗ったり水拭きで綺麗にできる物なら
大丈夫だと思います— NEXT (@weareoverthanks) November 9, 2019
ただし、業者によって空調設備(エアコン)がないこともあるので、事前にチェックは必須です。
エアコン稼働のトランクルーム
24時間ずっと空調が効いているワケではないので、お間違えなく。
センサーが室温・湿度を感知して、設定した値を超えたら空調が稼働するようになっています。
日通のトランクルームの保存環境がドイヒーすぎる。不慮の1カ月保管になった俺はまあ別としても、1週間預けた冷蔵庫の内部がカビだらけってどういう
— tA1nAkA / hAyAshI (@ta_inaka) May 7, 2011
カビにくい環境とはいえ、冷蔵庫や洗濯機は前もって水抜きやお掃除をしないとほぼ必ずカビます!
下に紹介する2つの記事をご覧になって、万全の対策をしてくださいね。
まとめ
トランクルームに保管した荷物のカビを防ぐなら、最適なのは宅配型トランクルームです。ただし、
- いつでも使えるよう近くに置いておきたい
- 他人(業者)に荷物の管理を任せたくない
- 荷物が多いのでなるべく安く済ませたい
というなら、自宅近くの室内型トランクルームを借りて、このページで紹介した5つのカビ対策をしっかりやれば、大切なモノをキレイに保管しておくことができますよ♪
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