トランクルームの使い方

トランクルームに洋服や布団を保管するときのカビ&虫食い対策と収納スペースの選び方

トランクルームに洋服や布団を保管するときのカビと虫食い対策
  • 季節物(春夏秋冬)の服を入れ替えたい
  • 来客用の布団が邪魔

冬物アウターや、敷布団・掛布団・毛布・マットレス・敷きパッド・枕といった寝具類。

けれども、収納スペースが狭くて自宅に置き場がない・・・

これらすべて、トランクルームに保管できるワケですが、保管のとき気を付けなければいけない2つのことをご存じですか?

それは、

  • カビの発生を抑える
  • 虫食い被害を防止する

の2点。

せっかくスペースを借りて収納してるのに、着れなくなったら目も当てられませんよね。

さらに、費用を安く抑えるため、収納する物の量と大きさごとにジャストな収納サイズの目安と選び方を紹介します。

洋服・布団の保管に適したトランクルームの選び方

トランクルームには、

  • 屋外型コンテナトランク
  • 室内型トランクルーム
  • 宅配型トランクルーム

3つのタイプがあります。

選んじゃダメなのが、屋外型コンテナトランク。
空調がなくカビや虫の素となりやすいのでご法度ですよ。

ですので、服や寝具を保管するならカビにくい環境で保管できる「室内型」か「宅配型」を選ぶのが鉄則です!

どちらにするかは、

敷布団を保管するかどうか
保管するものの量

で決めると、余計な出費(毎月の料金)を安く済ませることができますよ。

【保管アイテムの目安】

タイプ屋内型宅配型
掛布団
敷き布団×
マットレス×
衣類
冬物アウター

【空調設備の充実度】

タイプ屋内型宅配型
空調
温度常温10℃~28℃
湿度常湿40%~65%

【料金の目安】

屋内型宅配型
高い安い

屋外型コンテナトランクが衣類・布団保管にNGな理由

屋外型コンテナトランクに、洋服や布団を保管してはいけません!
ぜったいダメ!

理由は2つあります。

  • 温度・湿度が外気をほぼ同じだから、カビや虫の繁殖がはかどる
  • 開け閉めしたとき、砂埃が入る

断熱材もほぼ入っていないし、シャッターのスキマや通気孔から湿気が入ってくるため、夏場は高温多湿な劣悪環境。
もちろん、エアコンのような空調機器は一切ありません!

そもそも、自宅の物置や小屋に、洋服や布団をしまいませんよね?

コンテナトランクは、雨風が防げる屋根&壁があるだけですから、保管には不向きです。

室内型トランクルームは大きな布団もたっぷり収納可

室内型トランクルームは収納力に優れているので

  • 家族全員分の洋服をたっぷり保管したい
  • 布団一式まとめて保管したい

ときに使うと、まとめて保管できるから便利ですよ。

室内型トランクルームがカビや虫食いに強いのは空調設備があるからなんですが、中には空調がない業者もあるので注意が必要です。

空調設備のある室内トランク

  • キュラーズ(最新空調システム)
  • ハローストレージ(エアコン完備)
  • ライゼボックス(自動換気システム)

荷物の運搬は自分でやらなくちゃいけないけど、使いたいときにスグ使えるのが大きなメリットです。

室内サイズと収納可能な量

広さイメージ布団収納洋服収納
0.5畳クローゼット3セット18ケース
0.8畳クローゼット4セット18ケース
1.0畳押入れ6セット54ケース

※キュラーズに平均的な衣装ケースサイズである幅39cm×奥行53cm×高さ22cmで試算

1.0畳サイズなら、衣装ケース6個×9段で収納可。0.5畳と0.8畳はデッドスペースの関係で少なくなります。

料金の目安

広さ月額料金
0.5畳11,690円
0.8畳14,910円
1.0畳19,040円

※キュラーズ飯田橋店(千代田区)の場合の料金です。

キュラーズは、各店舗にスタッフが常駐し荷物の輸送支援もしているため料金が高めです。

宅配型トランクルームは行き届いた空調でカビ対策になる

宅配型トランクルームは、

  • ダンボール箱数箱に詰めた衣類や布団を保管したい
  • 洋服も布団もまとめて保管したい

のどちらにも対応できる優れもの。
さらには、室内型トランクルームよりも行き届いた空調設備でカビや虫食いに強いため、衣類や寝具の保管先として最有力候補と考えて間違いありません。

ポイントは、有名企業が運営している倉庫に保管できる業者を選ぶこと。

なぜなら、超巨大な倉庫にもかかわらず空調設備を常時稼働させて、温度と湿度を24時間365日コントロールしているため、カビや虫食いが発生しにくい環境を作り上げているからです。

有名企業とは?

ヤマト運輸(宅トラ)や、倉庫業のリーダー的存在である寺田倉庫(ミニクラ・サマリーポケット)です。

とはいえ、欠点もあります。

  • 敷き布団の保管は料金が高くなりがち
  • 保管できる大きさが業者によって異なる
  • 自宅への配送に数日(翌日~3日間ほどかかる)かかる

そこで、業者選びの線引きとなるのが

【敷布団を保管できるかどうか】

です。

敷布団はダンボール箱に収まらない大型荷物として扱うので、配送日数がかかるし

ダンボール箱20箱ほどに収まるなら、室内トランクよりも料金が安く収まりやすくなりますよ。
自宅に配送してくれる利便性も見逃せないですね。

ダンボール箱×空調

  • ミニクラ(半年保管の最安値)
  • サマリーポケット(布団クリーニングできる)

敷き布団×空調

宅トラ(布団複数セットの保管も余裕)

ダンボール箱&キャリーのサイズと収納可能な量

【ダンボール箱の大きさ】

業者ダンボール箱の大きさ収納力
ミニクラ幅60cm×奥行38cm×高さ20cmTシャツ100枚
サマリーポケット幅60cm×奥行38cm×高さ20cmTシャツ100枚
宅トラ幅60cm×奥行40cm×高さ40cmTシャツ120枚

※衣類用ダンボール箱のサイズです。

【キャリー(カーゴ)の大きさ】

広さ布団収納洋服収納
0.6畳3~6セット18~24ケース

※室内型トランクルーム0.5畳より気持ち広いぐらいです。

料金の目安

ダンボール箱1箱あたり、もしくはカーゴ1台あたりの月額料金です。

業者ダンボールカーゴ
ミニクラ250円なし
サマリーポケット300円なし
宅トラ500円4,980円~6,000円

洋服・布団の収納前にやるべき2つのこと

トランクルームに衣類や寝具を保管する前にやっておくべきことは、次の2つです。

クリーニング(洗濯)する
保管用品を用意する(室内型に保管する場合)

保管前のクリーニング(洗濯)は必須作業!

洗濯によって、虫食いや黄ばみの原因となる皮脂や汚れが落とせますし、虫の卵も洗い流すことができます。

自宅で衣類・布団をしまうときにも洗濯してると思いますが、それと同じでOK。

衣類は自宅の洗濯機はらくらく洗濯できますが、冬物アウター・布団・毛布は手間ですよね。

宅配型トランクルームのサマリーポケットでは、ダンボール箱で送った衣類や寝具のクリーニングサービスも行っています。

敷布団やマットレスは、自宅で保管するときの日陰干しをしておけば問題ありません。

室内型トランクルームでの保管に役立つ用品

室内型トランクルームには、ラックやケースなどは一切用意されてないので、必要なものを自分で用意しなければいけません。

布を湿気から守りつつスペースを有効に使うための保管用品も用意しましょう。

あると便利なものは

  • 衣装ケース
  • ハンガーラック
  • 布団圧縮袋
  • 防虫剤
  • 除湿剤

の5つです。

衣装ケース

洋服をたっぷり収納するときに必要です。
ケース内に湿気がこもらないように、乾燥材を入れておくと安心ですよ。

ハンガーラック

アウターやシャツ類は、ハンガー掛け保管でシワを防ぎましょう。

布団圧縮袋

羽毛布団や毛布は、布団圧縮袋に入れることをオススメします。

  • 湿気から守れる
  • かさが少なくなって持ち運びが楽
  • トランクルームのスペースを有効に使える

ため、布団の枚数が多くなるほど重宝します!

防虫剤

洗濯しても、何かのひょうしに虫がつくかもしれません。
季節外れの衣類を半年保管するなら、防虫剤を入れておくと大切な衣類のダメージを防げます。

毎月の料金を払って収納スペースを借りてるのに、虫食いで着られなくなったら悲しすぎますから。

除湿剤

室内の湿度を低くして、カビダニを抑えるための必須アイテム!
布団や衣類の近くにおいておきたいですね。

ただし、天井や扉にスキマがあるトランクルームではあまり意味がありません。

まとめ

トランクルームに服や布団を保管するときは、カビから守るために、室内型トランクルームを選んだうえで、除湿・防湿対策をしましょう。

少量の保管なら、宅配型トランクルームの方が安上がり。湿度も管理されているので、カビが生えにくいのも嬉しいですね♪

宅配型トランクルームの比較

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