
トランクルームを借りると、毎月最低でも数千円の支払いがあります。なるべくなら、住みもせず荷物を置くだけの場所にお金をかけたくないですよね。
しかし、自宅の一室や一角が荷物置き場になっている場合、家賃と比べてトランクルームの方が節約になることがわかりました。
ここでは、
- トランクルームはどんな人にピッタリなのか
- 借りると損する人
を紹介します。
また、トランクルームを利用するメリットとデメリットも掲載。用途によっては、トランクルームを借りることで暮らしが便利になるので、もったいないという思いが変わるかもしれませんよ?
もくじ
トランクルームはもったいない?こんな人にはお得
次の2つに当てはまる人は、トランクルームを借りることで、毎月の出費を今より抑えられるかもしれません。
今支払っている家賃がもったいない可能性があるので、トランクルームの利用の検討をおすすめします。
部屋が荷物置き場になっている人
部屋が荷物置き場になっている人は、荷物の置き場所に家賃を支払っているのと同じです。
使わないものをトランクルームに預けて、ワンサイズ小さいアパート・マンションに引っ越すと、家賃が浮いてお得♪
一部屋少ない物件に住み替えると、家賃が2万円から3万円ほど安くなり、トランクルーム代を含めても1か月当たり数万円は節約できます。

引っ越し先にまだ入居できない人
転勤などで引っ越すことが決まっているのに、
- 「入居先が決まらない」
- 「今の住まいの退去後に転居先が空く」
ため、家財道具の置き場所に困っているときの、一時保管として利用できます。

トランクルームの利用がもったいない人
次の2つに当てはまる人は、トランクルームを使うと出費が増えてもったいないです。
物の管理が苦手な人
- 荷物をどこにしまったか忘れる人
- 物を捨てられない人(とりあえずとっておく人)
こういった、物の管理が苦手な人がトランクルームを利用すると、使わないものを保管するためにトランクルームの料金を支払うことになりがちなので、もったいないです。
外出や荷物の出し入れが面倒な人
必要なものであってもトランクルームに取りに行くことが面倒に感じると、トランクルームに保管する意味が薄くなりがち。
こういう人は、部屋数が多いもしくは部屋が広いアパートを借りて自宅内に保管した方が良いですよ。
特に、トランクルームまでの距離があると、物を取りに行くのがさらに億劫に。結局、トランクルームを使わなくなり、料金がもったいないです。
トランクルームを利用するメリット
トランクルームを利用するメリットは、次の4つです。
住まいがすっきりしてスペースを有効活用できる
自宅内で荷物が占領しているスペースを、別の用途に使えます。
趣味のアイテムを飾ったり、空間が和むインテリアを置くのもいいですね♪
何も置かずスッキリした状態で、シンプルライフを楽しむのもアリです。

季節用品の収納にピッタリ
オフシーズンのアイテムは、次の季節まで部屋に置きっぱなしのことが多いですよね。
季節用品を保管するためにトランクルームを借りて、季節ごとに荷物を入れ替えて利用する人が多くいるんですよ。

引っ越しやリフォームで家財道具を一式一時保管できる
自宅のリフォームでは、仮住まいに引っ越すことが多いもの。このとき、必要最低限のものだけ仮住まいに持ち込み、大型の家具や家電を保管しておくと、小さな仮住まいで済みます。
結果、家賃を抑えられたり、家財を処分して買い直さなくて良くなってお得。
トランクルームは、冷蔵庫・ベッド・ソファーなど数十万円もする高額な家財道具も保管できますよ。
防災グッズを保管して災害に備えられる
防災意識の高まりから、自宅に非常食やなどを保管している方も多いでしょう。しかし、いつ使うか分からないため邪魔に感じてしまうことも。
コンテナ型トランクルームは鉄製なので住宅よりも頑丈。いざというときの災害物資の保管場所としてピッタリです。
トランクルームのデメリット
トランクルームには、次の4つのデメリットがあります。
毎月の利用料金が発生する
トランクルームは、毎月の利用料金が発生します。必要最低限のスペースを借りて、出費を抑えましょう。
ただし、家賃より安く済むことが多いので、生活費の節約効果の大きさが魅力的。
さらに、溢れた荷物の置き場を求めて、広い賃貸住宅に住み替える(引っ越しする)手間や費用も省けるので、料金は発生するけどデメリットとは言い切れません。

荷物の出し入れが不便
トランクルームは自宅の外にあるため、荷物の出し入れに外出しなければいけません。移動が手間だし、時間がかかります。
距離や荷物(大きさ・重さ)によっては車が必要ですが、中には駐車場がないトランクルームもあります。

保管できない荷物がある
腐ってしまうもの(食べ物や生もの)やガソリンや灯油なと発火するおそれがあるものなど、保管できないものが決められています。

カビが発生する恐れがある
コンテナ型トランクルームは、空調設備がなく湿度が高いため、荷物がカビるかもしれません。
本・服・布団などの保管には、除湿剤を置いたりすのこを置くなど対策が必要です。

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家賃を払うほうがもったいない?家賃とトランクルーム料金を比較
住宅の家賃とトランクルームの料金を比較したところ、トランクルームは節約になることが分かりました。
ここでは、東京都内で最も人口が多い世田谷区の家賃相場と、お手頃価格なトランクルームで知られる加瀬のレンタルボックスの料金を用いています。
まずは、家賃相場から。SUUMOが公表する世田谷区の家賃相場は、1K:95,000円、2K:116,000円、3K:148,000円、4K:184,000円です。一部屋につき、21,000円から36,000円の家賃がかかります。
次に、トランクルームの料金相場です。室内型は1畳なら1万円前後、2畳で20,000円以下です。コンテナ型(屋外型)は2畳で11,000円4畳で22,440円です。
以上から、ちょっとした荷物を置くなら、一部屋多い物件に住み替えるよりもトランクルームを借りた方が節約になることが分かりました。
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節約効果大!荷物が少ない人は宅配型トランクルームがおすすめ
こんな場合なら、格安で保管できる宅配型トランクルームがおすすめです。
宅配型トランクルームは、ダンボール箱で荷物を保管します。
ダンボールに入るサイズの荷物だけというデメリットはありますが、料金は1箱あたり300円から600円と格安なので、家計の負担になりにくいのが特徴。
さらに、荷物の持ち運びは配送業者が代行するので、自宅にいたまま荷物の出し入れができます。

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トランクルームの選び方
トランクルームは、保管する荷物の種類と量で選びましょう。
次の表で、料金を安く済ませるための選び方を紹介します。
荷物 | 小型 | 大型 |
湿気に強いもの | コンテナ型 | コンテナ型 |
湿気に弱いもの | 宅配型 | 室内型 |
どのタイプにするか決めたら、次はトランクルームの広さを決めます。
あらかじめ、何を保管するかざっくりでいいので選んでおき、必要な広さのトランクルームを借りるのが鉄則。
スペースが広すぎると使わない空間に料金を支払うこととなり、狭いと保管したいものが入りません。

また、保管する荷物の高さも測っておくと、物を積み上げたり長尺物の保管もしやすくなります。
トランクルームの室内高は、1.8m~2.4mです。予定しているトランクルームの室内高を確認しておきましょう。
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まとめ
荷物を置くだけの場所であるトランクルームに、毎月数千円~数万円のお金を支払うのはもったいないと感じるかもしれません。
しかし、荷物を置いてる部屋のスペースにも家賃を支払っているため、私たちは知らずのうちに、荷物の置き場にお金を支払っているんですね。
それって、もったいないと思いませんか?
それならば、家賃よりも相場が安いトランクルームに荷物を移し替えるだけで、毎月万単位のお金を浮かせることができますよ♪