トランクルーム

洗濯機の保管方法【半年以上使わない】洗濯槽のカビを防ぐ掃除のやり方。場所はトランクルームが最適

長期不在時の洗濯機の保管方法。水抜きのやり方とカビない保管場所

洗濯機を半年以上使わないと、

  • 洗濯機は使わないと壊れる
  • 放置するとドラムの内側がカビだらけになる

と聞いたことがあるでしょう。

出張(海外赴任)や留学で長期不在になるけど、帰ってきてからも洗濯機を使い続けたいっ!
けれども、

  • 壊れたら買い替えで出費がかさむ
  • カビの生え具合によっては洗浄で取り切れず、買い直しするハメになる

ので、壊さずカビさせず長期保管したいのが本音です。

今の洗濯機は壊れにくい

使わない洗濯機が故障する原因は、電子基板の腐食です。今では、洗濯機の電子基板の耐久性が上がったので、3年放置しても電源が入るし、洗濯もできますよ。

つまり、洗濯機がカビや雑菌で覆われてしまわないよう念入りにお手入れすれば、1年後であろうが3年後であろうが、洗濯機を使うことができるんですよ。リサイクルショップの洗濯機を想像してみれば、納得できると思います^^

ちなみに、一切お手入れしないで放置すると、

  • 臭いがきつくなる
  • 洗濯槽クリーナーでもカビを取りきれなくなる

ため、買い替えを余儀なくされる事態に発展するし、洗濯槽のカビを取り切れなくなって洗濯物に黒カビがこびりつくんですよね。衛生上良くありません。不潔・・・。

さて、洗濯機の保管に大切なことは、次の2つです。

高額家電である洗濯機を、カビや雑菌から守る正しい保管方法を紹介するので、帰宅後に買い替えで余計な出費を出さないためにお役立てください♪

洗濯機を保管にはカビから守るクリーニングが必須【洗濯機を洗う方法】

洗濯機を保管するなら、カビや雑菌が繁殖しやすい内部(洗濯槽の内側)をキレイに洗うことが鉄則!

洗濯槽の内側は、

  • 湿気がこもりやすい
  • 分解しないと見ることも手も届かないから直接拭けない
  • 洗濯物から落ちた菌の栄養分(皮脂など)が残りやすい

ため、カビや雑菌にとって最適な住処になりますから、タテ型洗濯機もドラム式洗濯機のどちらでも槽洗浄は欠かせません。

さて、洗濯槽のクリーニングは、大きく分けて次の3つの工程に分かれています。

上記3つを、2日間ほどかけてやりましょう。

▼洗濯機の洗浄日程

やること日程所要時間
洗濯槽の洗浄2日前10時間以上
ホースの水抜き2日前10分間
乾燥1日前できるだけ長く
移動&保管当日保管場所までの輸送時間

「1日でできそう」とナメてかかっちゃいけません!

我が家で使っている日立のビートウォッシュの槽洗浄は、余裕で11時間もかかりますし、洗濯槽の洗浄に10時間かかる機種は山ほどあるんです。

さらに、中途半端な乾燥だと洗濯槽ウラ側にカビがびっしりと生えますから!
そうなったら、どんなに洗ってもカビは取れず、買い替えるハメになっちゃいますよ。

なので、1日かけてじっくりと洗い、1日かけてじっくり乾かす必要があるため、短くても2日間かかっちゃうワケですね。

「あぁ、面倒だな」

と思うかもしれませんが、手間なのは水抜き作業だけ。洗浄と乾燥は放置プレイでOKなので、時間のわりには楽な作業なんですよ。

では、洗浄水抜き乾燥の3手順について、やり方を見ていきましょう。

洗濯槽を洗浄してカビのもとを取り除く

洗濯槽の内側には、もれなく黒カビがくっついています。保管前にカビを取り除いておかないと、保管中にもこもこ増えてしまいますから、洗濯槽クリーナーでドラムの内側をキレイに洗いましょう。

これは、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のどちらでも必須の作業です。

▼2種類ある洗濯槽クリーナーの違い

塩素系洗濯槽クリーナー酸素系洗濯槽クリーナー
  • 殺菌力が高い(カビを取りやすい)
  • プールのような臭いがする
  • 時短・カンタン
  • 洗浄力が低い(お肌に優しい)
  • 臭いが少ない
  • 時間がかかる

洗濯槽クリーナーの選び方

月1回ペースで掃除しているなら酸素系。半年や1年に1度、はたまた全く掃除しないなら塩素系。

やり方は、とても簡単。

▼ドラム式洗濯機の場合
洗濯槽にクリーナーを投入したら洗濯槽洗浄モードで洗うだけ

▼縦型洗濯機の場合
洗濯槽に50℃くらいのお湯を貯めてから、洗濯槽クリーナーを投入して槽洗浄コースで洗う

以上!
ね、楽ですよね?

「ウチの洗濯機には、自動洗浄機能が付いている!」
からといって油断&過信は禁物です。

黒カビを抑制することはできますが、100%防げるものではありません。

その証拠に、パナソニックの公式サイトでは、菌の減少率99%以上(100%ではない)の試験結果ともに、黒カビが発生したら洗濯槽クリーナーの利用をおすすめしています。

トランくん
トランくん
我が家のドラム式洗濯機にも自動洗浄があるけど、洗濯槽クリーナーを定期的に使わないと洗濯物に黒カビがくっつきます。

さて、洗濯槽を洗い終えたら、次は水抜き作業です!

【縦型&ドラム式】洗濯機の水抜きでカビと故障を防ぐ【手順と方法】

洗濯機の内部に残っている水を抜く作業です。具体的には、給水ホースと排水ホースの水抜きとなります。目的は、次の2つ。

  • カビの発生を防ぐ
  • 運搬中の水漏れによる故障を防ぐ

水抜きには道具が必要なので、前もって準備しておきましょう。

水抜きに必要なもの

ドライバー、水受け(洗面器)、タオル、ビニール袋
※ドライバーは、蛇口にビス止めしてある給水ホースの取り外しに使います。

作業は、水が入ってきて出るルート順に水を抜いていきます。ドラム式洗濯機は、途中で糸くずフィルターの水抜き作業が必要です。

では、詳しい手順をみていきましょう。

  • 水道栓(蛇口)を閉じる

    まずは水を止めます。
  • 洗濯槽をからっぽにしてスタートボタンを押す

    洗濯することで給水ホースに残っていた水が抜けます。
  • 電源を切って給水ホースを外す

    給水ホースの水抜きが終了しました。蛇口側はドライバーを使ってホースを外します。ホースから水があふれることがあるので、こぼれないように水受けでキャッチする準備を。
  • 糸くずフィルターの水抜きをする(ドラム式のみ)

    洗面器を受け皿にして、糸くずフィルターを外して水抜きします。水が出なくなったらタオルで拭いて元に戻して次に進みます。
  • 電源を入れて脱水ボタンを押す

    排水ホースの水抜き開始します。
  • 排水溝から排水ホースを抜く

    排水ホース内の水抜きが完了しました。ホースを外すときに水がこぼれるかもしれないので、洗面器を用意しておきましょう。
  • 2本のホースと付属品をビニールに入れる

    外したパーツ類をなくさないように、ひとまとめにしておきます。ホースを蛇口に止めるネジやジョイントを無くしやすいので気を付けて。
  • 洗濯槽の水分を拭き取る

    乾いたタオルで洗濯槽を拭いたら完了です!

洗濯槽を乾燥させて雑菌の繁殖を抑える

洗濯槽の洗浄とホースの水抜きが終わったら、ふたを開けっぱなしにして通気性を良くした状態でしっかり乾かします

特に、ドラム式はフタから水漏れしないように密閉度が高いため、残った水分が乾かず長期間さらされ続けて、カビの原因になります。

洗濯槽クリーナーを使っても、100%すべてのカビが取れるワケではありません。「しっかり洗ったから乾燥させなくてもいいよね?」はNG。

ちょっと高いけど、洗濯槽乾燥剤を入れておくのもアリかも。

洗濯機の保管にベストな環境は屋内×空調

洗濯機の保管準備が終わったら、保管場所に移しましょう。保管場所は、長期出張・留学・引越しなどで変わりますが、おおよそ3つの保管パターンに分けられます。

  • 屋外で保管
  • 屋内・室内で保管(空調なし)
  • レンタル倉庫(トランクルーム)に保管(空調あり)

外に保管なんて論外。家電製品は屋外に置くことを想定していませんから電子部品がダメージを受けるし、せっかく洗浄&乾燥させたのに意味がなくなっちゃいますよね。

どうしても外で保管する場合

紫外線から守るために濃い色のビニールやシートで被い、湿気対策として地上から30cm離して保管します。

普通に考えて、

の3タイプのどれかではないでしょうか?

ベストな保管方法は、洗浄水抜きをしたあとで空調の効いたトランクルームに預けることですが、使わない期間によっては自宅でも平気です。

自宅内で移動させずに元の場所においておく

期間の目安1ヶ月間~半年
  • 1ヶ月以内(短期)の留学や出張
  • 半年以内(中期)の留学や出張

洗濯機を使わない期間が半年以内なら、洗濯槽を徹底的に洗ってキッチリ水抜きしておけば、自宅保管でも大丈夫です。

とはいえ、高温多湿になる夏場なら洗濯槽のウラ側がカビるかもしれません。

さらに、人が住んでいない家は空気の通りが悪くなり湿気が溜まりやすくなることも、カビ発生に拍車をかけてしまいます。

念のため、帰宅後に洗濯槽クリーナーで洗ってから衣類を洗濯した方がいいですよ。

トランくん
トランくん
乾燥する冬場であれば安心。

もし、1年以上の留学や出張をするなら、空調が効いてカビが生えにくい宅配型トランクルームを利用を検討した方がいいかもしれませんね。

トランクルームは一時的な保管で利用する

期間の目安1か月以内~3か月間

トランクルームは、長く利用しても費用は比較的安く済むのですが、湿気が多くて洗濯機の長期保管に向かないため、

  • 引越し先が空くまで
  • 配属先が決まるまで
  • 自宅のリフォームや立て替えの期間中

といった、「引越しの都合で保管する場所がない」ときの短期保管で利用するのがおすすめです。

トランクルームには、次の3タイプがあります。

  • 屋外型コンテナトランク
  • 室内型トランクルーム
  • 宅配型トランクルーム(室内保管)

オススメなのが、屋外型コンテナトランクは料金が安いけど、温度や湿気は外気とほぼ一緒なので、短期利用向け。

室内型トランクルームはコンテナ型より湿度は低いものの、自分で定期的に換気したほうがいいです。

格安トランクルーム業者の比較ページで、屋外コンテナと室内トランクルームの料金を比べているので、保管先を選ぶ参考にしてみてください。

格安トランクルーム
参考格安トランクルーム8選の料金比較ランキング|月額1000円台も

続きを見る

屋内型・室内型は自分で搬送しなくちゃいけない

トランクルームは、荷物の搬入&搬出は自分でやるのがルールです。

一人暮らし用の洗濯容量2kgぐらい(本体重量6kgほど)なら、自分ひとりでも運べます。
力自慢の男性なら、洗濯容量4kgの洗濯機(重さはおおよそ30kg弱)でも持てるでしょう。

「持ち運びするパワーもないし、輸送手段ももっていない・・・」

そんな場合は、自分の手を煩わせることのない宅配型トランクルームの利用を考えてみるもの1つの手かもしれませんね。

宅配型トランクルームの比較
参考宅配型トランクルームおすすめ8社を人気16社から比較して解説|大型家具家電や料金など

続きを見る

宅配型トランクルームは24時間空調でカビを防ぐ

期間の目安1年以上

雨が降る夏の日は、自宅内や空調のない倉庫はカビの飼育場に早変わり!

「洗濯機をカビから守りたい!」

それなら、室内空調が効いた宅配型トランクルームが最有力候補になります。

空気中に浮遊しているカビの胞子は室内の表面に付着し、温度が5℃~35℃前後であれば、付着した表面の栄養と水分を利用して発育します。
(中略)
カビが発育するためには、80%以上の湿度が必要なので、
(後略)

参照:衛生微生物研究センター

特にカビが生えやすい環境は、温度(気温)20℃~35℃で湿度が80%以上ですが、宅配型トランクルームの倉庫は、24時間365日空調が効いていて湿度を55%前後に保っているので、カビが繁殖しにくいです。

宅配型トランクルームは、業者が代行して長期保管することが目的のサービスなので、自分で倉庫(トランクルーム)に出向けないときに便利ですよ♪

それぞれ対応エリアや料金が違います。詳しくは宅配型トランクルーム比較のページをご覧いただき、ご自身にあった業者をお選びください。

宅配型トランクルームの比較
参考宅配型トランクルームおすすめ8社を人気16社から比較して解説|大型家具家電や料金など

続きを見る

「トランクルームってお金がかかるよね。買い替えした方が安いんじゃない?」

と思ったかもしれませんね。そこで、買い替えvsトランクルームのレンタルで費用を比較してみました。

お金の試算。買い替えとトランクルーム保管はどちらが安いのか

まず結論からいうと、1年間保管するとして、50,140円以上の洗濯機を使っているならトランクルームの保管がお得です。

試算の根拠

月額料金3,600円 × 12か月間 + 取り出し配送料6,940円 = 50,140円】

洗濯機:11kg/6kg(洗濯/乾燥)の能力で、3辺の合計サイズ=240cm

トランクルーム:AZUKEL(アズケル)0.5畳(月額3,600円、取り出し配送料6,940円)

さらに、買い替えとなると、家電リサイクル券の購入も必要になってきます。

洗濯機のリサイクル料金:2,530円~3,300円(税込)
参考一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センター

保管期間ごとに、一覧表にしてみました。

期間トランクルーム料金リサイクル料金総額
1年50,140円3,300円53,440円
2年100,280円3,300円103,580円
3年150,420円3,300円153,720円

総額と今お使いの洗濯機の購入費用を見比べてみて、安い方を選ぶと節約になりますよ。

洗濯機を久しぶりに使うときは洗濯槽クリーナーで掃除をしよう

保管前に洗濯機を大掃除をしているとはいえ、久しぶりに使うときは洗濯槽クリーナーで掃除しておきたいもの。

というのも、洗濯槽クリーナーで100%すべての雑菌を落とすことは難しいため、残った菌が繁殖しているかもしれないからです。

洗濯槽クリーナーには

  • 塩素系クリーナー(強力)
  • 酸素系クリーナー(衣類に優しい)

の2種類あります。
半年放置なら塩素系を、1年2年と放置したのなら塩素系と酸素系を使いましょう。

塩素系と酸素系を使う順番

まず酸素系クリーナーで汚れをはがしてから、塩素系クリーナーでカビを取り除きます。

まとめ

洗濯機の保管するときは、洗濯槽をカビや雑菌から守る準備が大切です。

洗浄水抜き乾燥の手順を2日間かけて行い、湿度の低い場所で保管しましょう。

洗濯機を2日間も使えないのは不便ですが、洗濯機を買い替えないための必須作業です。作業中は、コインランドリーでなんとかしのいでくださいね。

なお、洗濯機と一緒に冷蔵庫の保管も準備が必要ですから、段取り・手順・時間を確認して余裕を持って作業してくださいね。

それでは、元気で行ってらっしゃい!

格安トランクルームの料金比較

宅配型トランクルームの比較|大型の家具・家電の保管可

  • この記事を書いた人
サブスクひろば運営者画像

さぶすくん

サブスク(定期・定額のサービス)を研究しています。サブスクサービスのリリースを予定しています。

-トランクルーム